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目指すのは、単なる既存の医療と東洋医学の掛け合わせではない、

生活の一部に根ざす「リラクゼーション+医療」の新しいクリニックスタイル

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当院は、循環器内科クリニックとしては恐らく日本初の試みとして、

2021年10月より、リラクゼーションを取り入れた医療を行っています。

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長らく医療では、最も多くの方が感じている症状である「原因のわからない心身の不調」つまり「不定愁訴」に対して、効果的な治療をすることができませんでした。とあるテレビドラマでは、「不定愁訴外来」という、不定愁訴を専門にした医師が、中高年や高齢者の愚痴聞き役として描かれていた作品がありましたが、それが医療業界における「不定愁訴を専門に扱う医師」のイメージなのだと思います。

不定愁訴として、当院によくご相談されるものの多くとしては、

□疲れが抜けない、だるい、眠い

□慢性的に首、肩こり

□記憶が曖昧なことがよくある

□手足が冷たい

□お腹の調子が悪く、便秘や下痢がち

などがその代表的な症状で、まだ病気になる以前、もしくは直前の状態です。これを「未病」と言います。その未病の改善に対して、効果的な処方や治療として、当院は新しい医療の方向性として「リラクゼーション+医療」を掲げています。

当院は医師が診断を行い、その上で、課題解決の方法としての自律神経ケアの手技や技術を処方する、という形をとっています。

具体的には、もし「慢性的な首のこり」を訴える患者さんがいらっしゃったとして、医師としての診断で緊張やストレスの疑いがでれば、その解消のために自律神経のケアによる交感神経系を抑え、副交感神経系を活発化させる必要がある、という目的を設定することが可能となります。その結果、頭鍼(とうしん)治療における、頭部の〇〇の治療点への刺激が有効である、という診断、及び処方をする、という形で既存の診療ではできなかった解決策を提案していくことができると考えています。

逆に、この時、既存の鍼灸院や整体では「甲状腺が腫れているから薬が必要だ、といった西洋の医療が必要な場合に対応できない欠点がありました。

当院は、患者さんにとって、クリニックが「病気になったらいくもの」というのではなく、「日常的なメンテナンス機関」として訪れる場所でありたい、という新たな人と医療の関係性を具現化した事例の一つになっていくことを目指しています。

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既存の医療の限界

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これまで、そうした患者さまたちの受け皿となってきた既存の医療は、主にカウンセリングや抗うつ剤などの提供を通じて心のケアを行う心療内科、または脳血管障害、痴呆、パーキンソン病などを扱う神経内科でした。しかし、それらの診断では限界があり、例えば、未病の状態の人に、何か薬を処方することになったり、「〇〇疾患」として病名をつける、ということをせざるを得ませんでした。

当院が専門とする循環器内科でも、かつて、動悸に対して「心臓神経症」という病名をつけていた頃がありました。特に病気がない状態で動悸や胸の痛みを感じる患者さんに対して、この病名をつけて安定剤を出していたのです。しかし、これは対処療法で、すでに持病などを患っているような中高年や高齢者の方にとっては処方量が多くなってしまう要因にもなってしまいました。また、不定愁訴に対して安定剤を処方することは、いきすぎた処方であり、逆に健康状態を損なう可能性も持ち合わせていました。実際に、近年の研究で6種類以上の投薬は身体に悪影響を及ぼす、というような報告もされている通り、薬剤の過剰な種類と量の投与は、逆に健康の不安定化を招く、との報告がされています。

では、医師たちが診療報酬目的だったのか、惰性に流れていたのか、というというとそうではなく、それぞれの専門のもとでベストをと尽くそうと、さまざまな検査を行っても、原因が出ることはなく、対症療法的に処方以外に手立てがなかった、というのが現実なのです。

なぜなら、それら症状の原因は、長年の生活習慣の乱れ、運動不足、不規則かつ、質の悪い食事、ストレス環境などが原因となった自律神経の不調、および、リンパや腸の活動への悪影響が根本的な原因となっていることが殆どだからです。

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命に直結する「循環器内科」だからこそ分かること

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「新しい」を標榜はしましたが、実はこれらのような考えは、一定の医療人なら誰もが待つ悩みでもあります。例えばこのようなことを、逆に精神科医の先生が思っているケースもあるかもしれません。精神疾患の改善の答えが私と同じように「自律神経」に辿り着く事もあると思います。腸の専門医が自律神経にその結論を求めるケースもあると思います。そのような志を立てる先生の噂を聞くたびに、非常に重要で面白い方針だと医療人として尊敬しています。また、自律神経の専門医としては全国的な知名度を誇るのは順天堂の小林先生が有名ですが、そのような権威のある方の元に答えを求めても良いと思います。

そうした環境下にあって、私が自律神経の改善を主な目的とした医療に取り組む意義は、私が「循環器内科医」である事です。私は循環器内科医として、命に直結する病気を見ている、という自負がございます。ここでいう循環器とは、主に心臓を想定しています。心臓は止まればすぐに死に繋がります。腸は活動止まっても、すぐに起こることは便秘です。精神疾患も余程の錯乱状態、というような不安定でなければ、命には直結しないと思います。ですが、心臓や血管に関する不調を見逃すことは、時に死に直結します。

私は、この様な視点から、心臓や血管の動作を管理する「自律神経」「リンパ」「腸内環境」などの調整、改善の方法を独自に研究し、実践、提唱してまいりました。

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国の新しい診療方針にもそう、医療業界にとっても有意義な方針

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この方針は、私たち医療人にとってのやりがいや、患者さんの利益になるだけではありません。今後の医療や製剤など、医療業界全体にとって、つまりビジネス的に見ても、有意義な方針であると考えています。

処方を7種類以上出すと点数が下がるなど、国から保険診療における薬の処方に対してのレセプトが下がることが定められています。睡眠薬や安定剤は依存性も高く、認知症にもつながりやすい、というデータも出たことで、高齢者には特に、向精神薬は出さない様にしよう、というのは大きなトレンドでもあります。この意味を医療側として読み解くならば、国のニーズとして医療費を抑えたい、というものがあるでしょう。こうしたメッセージは、保険診療の見直しだけでなく、健康寿命を伸ばすこと、ポリファーマシーを防ぐためのホームドクター推進というコンセプトからも伺うことができます。

この様な、さまざま意図から見ても、今後、処方に対しての縛り、というトレンドは大きくなっていくと予想されます。実際に当クリニックのある神奈川県では、未病改善プロジェクトと表し、「未病改善企業登録制度」を始めています。

ですが、その方針に対して、医療業界は有効な対策を打ち出せずにいます。

私は一医療人として、患者さんへの本質的な健康サポートだけでなく、同じく研鑽を積む医師や医療関係者、製薬業界にとっても、三方良しの活動をしていきたいと思っております。

このような当院の新しい取り組みに関心をお持ちになり、専門分野および臨床経験に関連した情報提供をご希望されるメディアの方はお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。出来る限り対応させていただきたいと思います。

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