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抗老化サプリメントについて

年齢とともに変わる体調と、予防内科の考え方

年齢を重ねるにつれて、体の調子が以前とは違うと感じる場面が増えてきます。

「疲れが取れにくくなった」「回復に時間がかかる」「なんとなく体が重い」

こうした感覚は、多くの方が経験するものです。これらの変化は、加齢による体の働きの低下と深く関わっています。しかし、「年齢のせいだから」とあきらめる必要はありません。港北ハートクリニックでは、このような変化を未病(みびょう)——病気になる一歩手前の状態として捉え、体調が崩れる前から整えていくための予防内科に取り組んでいます。予防内科は、健康診断で異常が見つかってから対処するのではなく、

まだ症状が現れていない段階から、体の中で起きている変化を見極め、エネルギーを生み出す力を高めることで、不調や老化のスピードを抑えることを目指しています。

 

この先では、加齢とともに私たちの体にどのような変化が起こるのか、そして予防内科で行っている取り組みについて、わかりやすくお伝えしていきます。

 

エネルギーが生み出せなくなると、体はどう変わるのか

年齢を重ねると、体のさまざまな機能が少しずつ低下していきます。

その原因のひとつが、体の中でエネルギーを生み出す力が弱くなることです。

私たちの体は、およそ37兆個もの細胞でできています。そのすべての細胞が、エネルギーを作りながら働き、私たちの命を支えています。細胞は、新陳代謝を繰り返しながら、古くなったものを新しいものへと入れ替えています。この「ターンオーバー」がスムーズに行われている間は、体も若々しさや元気を保つことができます。

しかし、加齢とともに細胞のエネルギーを作る力は落ちていき、ターンオーバーのスピードも鈍くなります。その結果、次のような変化が現れるようになります。

  • 肌のハリやツヤが失われる

  • 白髪や抜け毛が増える

  • 疲れが取れにくくなる

  • 内臓の働きが弱まる

これらは、すべてエネルギーが不足することで起こる変化と考えられています。

細胞が本来の働きを保つためには、十分なエネルギーが必要です。エネルギーが作られにくくなると、体の機能は少しずつ低下していきます。港北ハートクリニックの予防内科では、このエネルギーの低下を老化の根本的な原因と考え、細胞レベルでエネルギーを補うことで、体調の変化に早めに対応していくことを目指しています。

 

体を動かし、生命を支える「ミトコンドリア」と「ATP」

私たちの体を動かし、健康を維持している力の源は、細胞の中で作られるエネルギーです。このエネルギーを生み出しているのが、細胞の中にあるミトコンドリアという小さな器官です。ミトコンドリアは、食事からとった栄養素や、呼吸で取り込んだ酸素を使い、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質を作り出しています。

ATPは、体のあらゆる機能を動かすための“エネルギーの通貨”とも呼ばれています。新陳代謝、細胞の修復、臓器の働き、免疫の維持、そのすべてがATPを使って行われています。ミトコンドリアは、体中のすべての細胞に存在し、私たちが日々活動できるよう支えています。しかし、このミトコンドリアも年齢とともに働きが弱くなり、ATPを作る力が落ちていきます。ATPが不足すると、細胞は本来の力を発揮できず、体調不良や老化の進行につながってしまいます。そのため、ミトコンドリアの働きを守り、ATPの生産力を保つことが、健康維持の鍵となります。

港北ハートクリニックの予防内科では、ミトコンドリアが本来の力を発揮できるよう、エネルギー産生を支える環境づくりに取り組んでいます。

 

エネルギーを生み出すために欠かせない成分とは

ミトコンドリアがATPを作り出すためには、いくつかの大切な成分が必要です。これらの成分は、年齢とともに体内で減少していきます。特に40代を過ぎると減少が目立ち、60代では半分以下になるともいわれています。必要な成分が不足すると、ミトコンドリアの働きは弱まり、ATPの生産力も低下してしまいます。

港北ハートクリニックの予防内科では、エネルギー産生に欠かせない以下の成分を重視しています。

 

主な栄養素とその働き

1)NMNとNAD

NMNは、体内でNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)へと変わります。

NADは、ATPを作る過程で電子を運ぶ役割を持ち、

エネルギー産生には欠かせない存在です。


2)ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)

ユビキノールは、ATPを作るために必要な電子を伝える働きをしています。

また、抗酸化作用があり、細胞を守る役割も担っています。


3)5-ALA(ファイブアラ)とヘム

5-ALA(ファイブアラ アミノレブリン酸)は、

8つが結びつき、鉄と一緒になることでヘムになります。

ヘムは、ATP産生に関わる酵素の働きを助け、

体内の酸素運搬にも重要な役割を果たします。


4)抗酸化物質(ビタミンC・グルタチオン・αリポ酸)

ATPを作る過程では、必ず活性酸素が発生します。

活性酸素が過剰になると、細胞やミトコンドリアを傷つける原因となります。

そのため、ビタミンCグルタチオンαリポ酸といった

抗酸化物質を補うことで、活性酸素の害から細胞を守ることが大切です。


5)水素

水素も、活性酸素を中和し、細胞のダメージを防ぐ働きを持っています。


これらの成分を適切に補うことで、エネルギーを生み出す仕組みを支え、細胞が本来の働きを維持できるようになります。

 

ダメージを受けた細胞を守り、働きを取り戻す

ミトコンドリアは、エネルギーを作る過程で活性酸素を生み出します。活性酸素は必要な働きもありますが、増えすぎると細胞やミトコンドリア自体にダメージを与え、エネルギー産生の力を弱めてしまいます。

そのため、活性酸素の害を抑え、ミトコンドリアの働きを守ることが、エネルギー産生を維持する上で重要です。

 

ミトコンドリアを新しく生み出す力

近年の研究では、ミトコンドリアの数を増やし、新たに再生させる働きを持つ成分が明らかになってきました。そのひとつがPQQ(ピロロキノリンキノン)です。PQQは、ミトコンドリアの新生を促し、エネルギーを生み出す力を底上げすると考えられています。年齢とともに減ってしまうミトコンドリアを、新たに作り出すことで、体のエネルギー産生力を回復することが期待できます。

 

酸素の重要性と酸素ボックスの活用

ATPを作るためには、十分な酸素が必要です。酸素が不足すると、エネルギー産生が滞り、疲労感や回復力の低下につながります。港北ハートクリニックでは、高濃度酸素環境を提供する酸素ボックスを導入し、エネルギー産生を助ける取り組みを行っています。酸素ボックスの利用によって、

  • 疲労回復

  • 脳疲労の軽減

  • 傷の治癒促進

といった効果が期待でき、体全体のエネルギー代謝を高めることにつながります。


 

ミトコンドリアを守り、新しく生み出し、酸素をしっかり供給する。この3つの働きかけを組み合わせることで、年齢とともに進む老化のスピードを和らげることができると考えています。

 

補い、守り、整えることで未来の健康を支える

港北ハートクリニックの予防内科では、老化を「自然現象」として受け入れるのではなく、エネルギーを生み出す力の低下に向き合うべき変化として捉えています。年齢とともに、体内ではエネルギーを生み出す成分が減り、ミトコンドリアの働きも弱まっていきます。これを放置すると、疲れやすさ、回復力の低下、免疫機能の衰えといった不調が現れ、生活習慣病のリスクも高まってしまいます。

 

予防内科が実践する3つの柱

1)不足した成分を補う

 必要な栄養素を、医学的な根拠に基づき、適切な量とバランスで補うことで、細胞が本来の力を発揮できる環境を整えます。

2)ダメージから守る

 抗酸化物質などを活用し、細胞やミトコンドリアへのダメージを抑えることで、エネルギーを生み出す力を守ります。

3)体内の環境を整える

 酸素供給や代謝促進を通じて、細胞が活性化しやすい環境づくりを支えます。


 

私たちが目指しているのは、単に病気を防ぐことではありません。

「年齢を重ねても、できるだけ長く健康に、活力ある毎日を送っていただくこと」

これが、予防内科が果たしたいと考えている役割です。そのためには、症状が現れてから対処するのではなく、「なんとなく不調」と感じる段階から関わり、医師が一人ひとりに合わせて整えていくことが大切だと考えています。

 

【医師が提案する“処方”という安心】

一般のサプリメントとの違いと、予防内科での提案

健康意識の高まりとともに、さまざまなサプリメントが市販されています。しかし、市販のサプリメントは、「誰にでも合うように」作られており、有効成分の量や配合は一般向けに設定されています。

そのため、

「思ったような効果が感じられない」

「体質に合っていない気がする」

といった声が聞かれることもあります。

 

医師による処方型サプリメントの考え方

港北ハートクリニックでは、一人ひとりの体調や年齢、生活習慣に合わせて、必要な成分を、必要な量だけ、適切に補うことを重視しています。医師が診察を通じて、

  • 何が不足しているのか

  • どの成分を優先的に補うべきか

  • どの程度の量が適切か

を見極めたうえでご提案し、医学的な視点で選んだサプリメントを処方しています。

 

医師が伴走することで得られる安心

予防内科では、サプリメントの提供だけではなく、医師による診察とカウンセリングを大切にしています。

  • 現在の健康状態の確認

  • 生活習慣へのアドバイス

  • 必要に応じた栄養指導

  • 継続的なフォローアップ

これらを組み合わせることで、市販品では得られない、医療と連携した予防ケアが実現できると考えています。

 


健康を守るために、「必要なものを、必要なだけ、安心して取り入れる」それが、医師の診察をもとにした処方型サプリメントの強みです。

 

予防内科と処方型サプリメントで、健康な未来をサポートします

年齢とともに、私たちの体は少しずつ変化していきます。エネルギーを生み出す力が弱くなり、疲れやすさや回復力の低下といった不調が現れるようになります。

こうした変化を、「年齢だから」とあきらめるのではなく、医学的な視点から早めに整えていくことが、健康を守るためには大切です。


港北ハートクリニックの予防内科では、エネルギー産生力の低下を「老化の本質」と捉え、細胞レベルからの健康維持に取り組んでいます。

  • 必要な栄養素を補う

  • 細胞やミトコンドリアを守る

  • 体内環境を整える

これらを柱に、診療・生活習慣指導・処方型サプリメントのご提案を通して、一人ひとりの健康づくりをサポートしています。

 

予防内科でできること

・医師による診察とカウンセリング

・エネルギー産生を支えるサプリメントの処方

・酸素ボックスの活用による代謝促進

・栄養指導や生活習慣改善のアドバイス


「最近、疲れやすいと感じる」

「年齢とともに体調が変わってきた」

「将来のために、今からできることを始めたい」

このようにお考えの方は、ぜひ一度、港北ハートクリニックの予防内科へご相談ください。医師が伴走し、医学的根拠に基づいたご提案を通して、皆さまの健康的な毎日をサポートいたします。

スタッフ一同、ご来院を心よりお待ちしております。

 

 

 

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