予防内科とは
予防内科※について
※商標登録第6264017号
港北ハートクリニックでは、移転を機に内科・循環器内科といった従来の科目に加え「予防内科」という、新しい診療カテゴリーを開設いたしました。
予防内科では、症状を以下のような段階で捉え、既存の医療では行えなかった「症状の根本解決」を目指していきます。
まず、症状は急性と慢性に分かれます。
急性の場合は内服などで緩和や悪化を防ぐことを最優先とします。ですが、慢性症状の場合は、既存の医療で行ってきた「現状現れている症状の解決」では、一方では「対症療法」にならざるをえないことも多く、「根本の改善が難しい」という課題がありました。
そこで、予防内科では、これまで医療では取り扱ってこなかった分野の知見や技術を医学的な考察や根拠、医師の診断をもとに取り入れていくことで、現代医療の課題の解決を目指します。これにより、既存の医療ではそもそも明確な解決方法を持てなかった症状に対応できるようになります。
これまで、1層、2層は、主に整体、鍼灸、漢方などの代替医療の分野が対応してきました。しかし、代替医療の分野では西洋医学の知見にみられるような診断、および症状の特定が困難でした。また、それにより、症状の改善が治療家との相性や得意とする技術によって左右される欠点もありました。そこで、西洋医学が、これら手法や考えを取り入れることで、より効果的で、再現性を持った医療行為として、未病段階への対処が行える様になります。
もちろん、当院だけでは解決できないことも多いのが実際です。しかし、予防内科の真に目指すことは当院だけで全てを解決することではありません。予防の観点で診察をすることで、早期の段階で様々な病症を発見できるメリットを活かし、他のクリニックや病院との連携、治療家の先生をご案内できることが目的だからです。
当院は、この「予防内科」を通して、あなたの心と体の健康に寄り添う「人生のかかりつけ医」という役割を通して、新しい時代の医療を創造していきます。
「予防内科」とは、未病を治療することで、薬に頼らず症状を改善する新しい医療です。
未病は「病気」です
健康と病気の間にある「なんとなく不調」という、原因のハッキリしない状態を指す、医療用語です。
上記の表での1層と2層にあたるこれら未病は、症状の発生を伴いません。よって、これまでは医療での対処としては、健診などで症状の早期発見をするにとどまってきました。
しかし、未病がなんらかの症状に転化する(2層から3層に転化する)まで何もしない、という既存の医療は「症状が出るまで何もしない」ということを意味していました。そこで、根本的な健康維持に対しての医療の回答として、当院では予防内科を発足させるに至りました。
未病が悪化し、主に内服治療を必要とする、高血圧 糖尿病 高脂血症などの症状が出ることは上記の表での第3層にあたります。例えば 高血圧 糖尿病 高脂血症は、内服治療をまだ必要としない段階もあり、それは未病にあたります。しかも、内服治療は症状の緩和や悪化を止めるものが多く、根本治療でないために、継続し続けなければいけなかったり、再発を招きやすい側面もあります。
つまり現在、病状が発生していないが、医学的見地からみて、明らかに将来的な病状につながると思われる状態を、未病と言います。
当院では、他にも「体重増加」や「抜けにくい疲労感」、肩こりや頭痛、腰痛などの「痛み」は、未病という「病気」であると定義します。また、「加齢」などの、これまで症状と位置付けてこなかったような肉体的機能の衰えも症状の一環と捉え、その改善、またはケアに努めることで、より持続可能な健康維持をサポートしていきます。
自律神経調整を循環器内科が重視する理由
それは、心臓も血管も自律神経で管理されているから
循環器内科の先輩たちは自律神経を研究してきました。それは至極当たり前の流れで、心臓や血管は自律神経でコントロールされて働いているからです。不整脈や血圧変動にも自律神経が影響していることはわかっていましたが、これまではそれを見える化することが困難でした。ですので、自覚症状だけで診断をつけていましたが、最近やっとそれを可視化できるマシンが登場しました。指先の毛細血管をモニターして、心拍変動と脈波から自律神経の状態をおよそ90秒で算出してくれます。このマシンを活用することで客観的に自律神経の現状を把握でき、その方にマッチした治療法を提案可能になりました。
主な対処
自律神経調整
動悸・息切れ、肩こり・腰痛などの痛みがなかなかよくならない、疲れが抜けない、なんとなくだるいといった状態は⾃律神経バランスの不調かもしれません。それはまさに未病状態であり、そのまま我慢して放置しておくと病気として表れてくる危険性がありますので早めの対処が必要だと思います。
バランスチェック
まずは、ご自身の身体の現状評価をしてみることからです。下記に自律神経バランスチェックシートを用意いたしましたのでぜひご活用ください。
当院では、自律神経調整のため、医師の見地から診断した結果、必要に応じて以下のような施術を処方として取り扱っています。
点滴療法
症状に合わせた4つの点滴療法(高濃度ビタミンC点滴、マイヤーズ・カクテル点滴、プラセンタ注射、ニンニク注射)を行っています。