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腎機能異常

 

何故チェックするのか?

腎臓は老廃物を排泄する重要な生命維持装置の一つだからです。

 

【腎機能を評価する検査項目】

尿検査 腎機能が低下すると蛋白尿が出ます。

血液検査 クレアチニン、尿素窒素が腎臓の機能を反映します。尿酸値が高いと腎機能が低下してきます。

腹部エコー 腎臓内の病気(腫瘍、石灰化・結石、嚢胞など)の有無をチェックしています。

 

放置するとどうなるのか?

腎臓の働きは下記のようなものがあります。

・老廃物を血液から濾し出す

・血液を造る

・骨を造る

・血圧を調節する

・水分、ミネラルのバランスを調節する

老廃物が溜まって尿毒症になり、嘔気、食欲低下や頭痛、だるさなど現れ、やがては心不全になっていきます。

貧血、骨粗鬆症、高血圧、浮腫などに繋がります。

進行すれば、生命維持のために透析治療が必要になります。

 

予防内科である当院の考え方

腎機能が悪くなっても有効な治療薬はありません。

悪くしない生活習慣を指導していきます。

ミネラルウォーター(できれば硬水系)を1日あたり1.5Lを目標として飲水するとか塩分を抑えた食生活をお勧めします。

定期的な血液・尿検査と腹部エコーでのチェックを行っていきます。

経過をみながら、血圧が上昇すれば降圧剤、カリウムなどの電解質バランスが乱れればミネラルの吸着薬、貧血が進行すれば腎性貧血用の注射薬を使用したり、というように必要があれば対症療法的な治療を行うことになります。

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