血糖値、HbA1c
何故チェックするのか
糖尿病の有無をチェックするためです。
放置するとどうなるのか
糖尿病は初期には生活に支障があるような症状はありません。
徐々に進行して全身の動脈硬化に繋がります。
やがて身体の各パーツに動脈硬化の症状が現れたときには、逆戻りはできません。
糖尿病の3大合併症と言われるものには、
・網膜症による視力障害、失明
・腎機能障害により透析治療の必要性がでる
・神経障害により手足の感覚障害が出る
その他にも、閉塞性動脈硬化症にて下肢の壊死が起こる、恐ろしい合併症もあります。
また、脳血管、心血管にも異常が来やすく、脳梗塞、心筋梗塞に繋がります。
予防内科である当院の考え方
健診で引っかかった時点から生活習慣改善指導をお勧めします。
遺伝的要素があればなおさら早めの管理をお勧めします。
境界型であれば、今後糖尿病を発症しやすいか否かを推測できる負荷テストを行います。
3ヶ月毎に血液・尿検査でフォローしていきます。
動脈硬化の進行度については、ABIと言う検査で手足の動脈硬化度のチェックや頚動脈エコーなどで確認していきます。
心臓血管や大動脈の老化現象の確認などは心電図、胸部レントゲンで行なっていきます。
こういった定期チェックをしながら、生活習慣指導を継続して、可能な限り薬物治療にならない身体作りを目指します。